太陽光発電は、火災が起きるケースも報告されています。一体なぜ火災が起きるのか、原因についてまとめてみました。
施工に問題がある場合、火災に発展する恐れがあります。
太陽光発電の施工はパネルを置くだけではありません。架台の設置やケーブル配線を接合するなど、正確さが求められます。もしケーブル配線工事に何らかの問題があった場合、火花が散る「アーク放電」が起きたり、経年劣化によって設備が脆弱になったりすることで火災に発展するケースもあるのが懸念点です。
太陽光発電を設置する際、パネルと設置部分の間に鋼板など燃えにくい素材を置くことで火災のリスクを抑えることが大切です。ただし、予算カットのために不燃材を置かず、それが原因で火災が起きるケースも確認されています。特に、屋根は不燃材がないと簡単に燃え移ってしまう可能性があるため危険です。そんな中、国内では不燃材が取り付けられていないタイプの太陽光発電もいくつかあるそうです。
太陽光発電は2017年4月以降、保守点検が義務付けられるようになりました。太陽光発電はいわば「野ざらし」です。そのため、悪天候が続けば何らかの影響を受けている可能性があります。それらはメンテナンスにより気付けますが、もし定期的にメンテナンスを行っていなければ、アクシデントに気付けず放置する結果に。いわば「火災の原因」をそのままにしていることになります。
実際、太陽光発電の下に溜まっていた落ち葉に着火し、火災に…というケースもあったようです。
太陽光発電での火災を防ぐためには、先に挙げた原因にアプローチしている業者が良いでしょう。
具体的には施工の技術力の高さに定評があり、コストだけにこだわり必要な不燃材をカットしない。しっかり不燃材を設置したうえで、アフターメンテナンスにも力を入れている業者です。
これらを怠っている太陽光発電業者の場合、火災を含めて何らかのアクシデントを招く可能性もあります。業者は複数比較したうえで、定期点検等のメンテナンスにも力を入れている業者を選ぶのがおすすめです。
また、太陽光発電業者を選ぶ際、料金は分かりやすい指標ですが、料金に「どこまで含まれているのか」はしっかりチェックしておきましょう。例え多少高いと思ってもアフターメンテナンスまでしっかり行ってくれる業者と、安いと思ったらメンテナンスもなければ不燃材もないでは、後のリスクが大きく異なります。長い目で見た時、リスクも含めてどちらの方がコストパフォーマスに優れているのかはすぐに分かるはずです。