ソーラーパネルにはどのようなメーカーがあるのか、それぞれのメーカー特徴も一緒に紹介します。
一口に太陽光発電システムといっても、屋根に載せるソーラーパネルは国内外の多数のメーカーが取り扱っています。メーカーによって製品特徴が異なるため、どれを選ぶかはこれからの暮らしにとってとても重要なポイントです。
ソーラーパネルを設置すると屋根の印象は大きく変わります。そのため設置後の外観イメージを考えることも必要であり、発電能力や発電効率、価格なども十分に検討したうえでメーカーを選びたいものです。
太陽光発電(ソーラーパネル)主要メーカーごとの特徴を紹介します。
太陽光発電の国内メーカーとして有名な東芝。実は太陽光発電に参入したのはごく最近で2010年のこと。人気モデルも多いですが、いずれも変換効率が高いという特長があります。
ほかのメーカーと比較すると年間の発電量が高く、売電収入が確保できていることから太陽光発電システムを導入した人たちからの評価が高いです。
導入ユーザーは発電量の高さを重視する人と、初期費用を抑えることのどちらかを重視する傾向がありますが、前者であれば東芝の太陽光発電がおすすめだといわれています。
東芝のSシリーズとよなれる太陽光パネルは、世界トップレベルの発電量を誇るパネルです。コンパクトかつ軽量であるのに加えて、デザインもスマートなので、たくさん載せられる上、建物の外観を損なわない点が魅力です。
また、変換効率も高く、住宅用太陽電池モジュールとしては世界トップレベルです。朝や夕暮れ時など光が少ない時間帯でも発電します。
東芝プレミアム標準の場合:9.53年
※神奈川県、設置方角南、搭載ワット数6kw台の場合
東芝が手がける太陽光発電の特長や、おすすめの設置業者について知りたい方は、ぜひこちらをご確認ください。
パナソニックは、三洋電機をグループ統合した際に太陽光発電事業を始めたメーカーです。熱に強いハイブリット型高性能パネルHITがパナソニックの代名詞。
2013年には、寄棟屋根など複雑な形状の屋根でも容量多く搭載できるハーフモジュールモデルが発売されています。
太陽電池モジュールは熱に弱いという弱点があり、夏場の暑い日になると晴れていても発電効率が下がってしまいます。
パナソニックのHIT太陽電池は熱に強く、気温による発電量の影響を受けにくい上に狭い屋根にも適しているので、日本の家屋に適しているといわれています。
パナソニックの太陽光発電といえば、HITシリーズが有名です。ヘテロ接語型構造により、変換効率は比較的高く、価格も割安感がある点が大きな特長といえるでしょう。また、システム保証も無償で15年となっており、他メーカーより充実しています。
加えて、夏場の高温にも強い、アモルファスシリコンを導入。熱に強い太陽光パネルとして知られています。
パナソニック(HIT)標準の場合:9.27年
※神奈川県、設置方角南、搭載ワット数6kw台の場合
設置業者によって、対応しているメーカーは違います。ここでは、パナソニックの太陽光発電に設置している施工業者についてまとめました。
京セラの太陽光パネルの最もスタンダードなモデルが「エコノルーツ® タイプJ」です。エコノルーツは多結晶太陽電池モジュールですが、単結晶太陽電池モジュールのルーフレックスもあり、屋根の形状やお好みのスタイルに合わせて選べます。
幅広い屋根材にも載せられるパネルで、日本の屋根寸法を考えてサイズが作られているため、無駄なく効率的に太陽光パネルを搭載できる点が特徴と言えるでしょう。
京セラは各メーカーの中でもいち早く研究開発に着手した企業です。
導入数も数多く、各地で長期華道記録を更新している耐久性の高い太陽光発電システムを開発している点が大きな魅力だといえます。
京セラ(エコノルーツ)の場合:12.43年
※神奈川県、設置方角南、搭載ワット数6kw台の場合
全メーカートップクラスの変換効率を誇る三菱電機。保証期間は無料期間もあり、安心です。
パネルのラインナップも豊富な点は、設置面積を増やしたい方にとって注目ポイント。従来は多結晶パネルがメインですが、近年は単結晶パネルも発売されています。
三菱電機は住宅用の太陽光発電メーカーとして高い実績を誇ります。
特任耐久性が高く評価されていて、発電効率はそれほど高くはありませんが、長く安定して稼働する点から多くのユーザーに選ばれています。
とにかく屋根にたくさん並べたいという方におすすめなのが、「250Wマルチルーフシリーズ」です。長方形、ハーフサイズ、台形など、サイズ・形が豊富です。また、積雪地域対応のパネルもあるため、雪国地域の方の検討候補にも入れられるでしょう。
三菱電機(マルチルーフシリーズ)の場合:10.48年
※神奈川県、設置方角南、搭載ワット数6kw台の場合
ソーラーフロンティアは実発電量が多く、影や高温に強いCIS太陽電池を使った商品を販売しているメーカーです。
とにかく発電量が多い太陽光パネルを選びたいという方にオススメです。また、宮崎県にある国内工場で生産されているというメイドインジャパン品質に魅力を感じる方も多いようです。
ソーラーフロンティアは1年間で1GWの生産ができる体制を整えており、低予算で高い発電量の太陽光発電システムを提供していることから、発電量重視のユーザーに人気があります。
ただし変換効率は少し低いので、広い屋根にパネルを設置する必要があります。
ソーラーフロンティアの標準モデルである「SFKシリーズ」は、低炭素技術を使って作られた環境省の認証製品です。最大出力185WのSFK185-S に加えて、最大出力が180Wのタイプも発売されています。
ソーラーフロンティア(標準タイプ)の場合:8.61年
※神奈川県、設置方角南、搭載ワット数6kw台の場合
カナダに本社を置くカナディアンソーラーは、耐久性と安全性の高い製品を生み出すメーカーですまた、価格も他メーカーと比べて安く、高効率パネルでも業者によっては非常に低価格で購入できるようになったメーカーです。
積雪量も多いカナダでも使用できるよう、耐久性高く設計されている点も特長です。
世界的にも有名なメーカーで、生産は中国で行っていますが部品などは日本製のものを使用しています。
中国の向上でも品質管理を徹底し、高品質の太陽光発電システムを製造していますので、安心して導入できます。
カナディアンソーラーの中でも、高いモジュール変換効率を誇るのがCS1K-330MSです。高出力で、高温にも強いほか、接続せる間での電力の損失を低減させる工夫も凝らされています。
カナディアンソーラー(QUINTECH)の場合:8.92年
※神奈川県、設置方角南、搭載ワット数6kw台の場合
認知度の高い太陽光発電メーカーの一つシャープ。導入コストが低く抑えられる上、費用回収までの期間も比較的短い製品が多いのが特長です。
日本メーカーならではの、日本の屋根の形状にあったパネルの形状のラインナップの豊富さも魅力です。
現在、世界中に設置されている太陽光発電システムの約2割がシャープ製というほど、シェア率の高いメーカーです。
日本の家屋に対応した商品は2001年から提供しており、有償にはなるものの15年保証システムも導入していますので、アフターケアが充実している点も魅力です。
単結晶モデル、多結晶モデル、積雪に強いブラックモジュールなど多彩なバリエーションを誇るシャープ。
中でもおすすめなのが、発電ロスを提言させて、変換効率を高めたPERC(パーク)セルシリーズです。塩害や風圧対応も万全です。
カナディアンソーラー(ブラックソーラー)の場合:10.78年
※神奈川県、設置方角南、搭載ワット数6kw台の場合
日本で唯一、太陽光パネルの製造を全行程国内・自社で手がける長州産業。本社は山口県にあります。
知名度はそれほど高くないかもしれませんが、実は国内初の単結晶シリコンパネルを自社で製造したメーカーでもあります。
西日本ではなんと50%のユーザーが長州産業の太陽光発電システムを導入しています。 品質が高い上に価格設定がほかのメーカーと比較すると低めな点、またアフターケアが充実している点などから現在注目を浴びているメーカーです。
軽量コンパクトな単結晶シリーズで有名な長州産業。最近の長州産業でおすすめなのが、リアエミッタヘテロ接合などで高性能を実現した「Gシリーズモジュール」です。
長州産業(Gシリーズ)の場合:10.13年
※神奈川県、設置方角南、搭載ワット数6kw台の場合
中国に本社のあるサンテックパワーは、ソーラーパネルの生産量が世界トップクラス。
中国メーカーとはいえ、1990年代にはグッドデザイン賞などを受賞するなど名実ともに世界のトップメーカーとしての位置を築いています。住宅用のパネルは製品ラインナップも豊富です。
現在国内のシェアを高めるために、ヤマダ電機やカインズホームと提携して販売強化を図っています。
近年延長保証を提供するメーカーは増えていますが、最初に10年以上の保証を提供したのはサンテックパワージャパンです。
サンテックパワージャパンのサンクリスタルシリーズは、単結晶PERCフルセルタイプと、多結晶タイプどちらも展開されています。
低コストで高性能の多結晶タイプもおすすめですが、より多くの発電量を実現できる多結晶タイプもおすすめです。
STP305S-20/Wfmの場合:10.5年
※STP270S-20/Wem搭載、ネット最安値で購入。年間発電量5,400kw、売電価格28円/kw・自家消費24円/kw、売電:自家消費=7:3の場合
ドイツのメーカーQセルズのパネルは、技術力も高く太陽光の照度が低くても発電力が高いのが特長です。
ドイツは北海道よりも緯度が高い国ですから、厳しい条件下でも発電量をキープする技術が開発されてる点は納得です。
ほかのメーカーが発電効率に力を入れる中で、Qセルズは耐久性や欠陥の少なさなど、長期的に安定して使用できる品質の高さにこだわって研究開発を続けています。
近年はマレーシアの工場で生産するようになったことから、費用の面でも魅力が高まりつつあります。
Q.PEAK-G4.1シリーズは、単結晶タイプの太陽電池シェルで変換効率の高さに加えて価格の安さが魅力のシリーズです。
低照度でも発電できるとともに、夏場の高温時にも最大限の発電量を発揮するモデルと言われています。
Qセルズ(Q.ANTTUM)の場合:8.65年
※神奈川県、設置方角南、搭載ワット数6kw台の場合
2015年から家庭用太陽光発電システムの生産と販売を縮小しているノーリツ。2018年時点では、太陽光電池モジュールの販売は、産業用のみに限定されています。
参考までに、ここでは産業用の太陽電池モジュールの情報をご紹介いたします。
現在住宅用の太陽光発電システムの提供は縮小しているものの、住宅設備会社として長い歴史を持っていることから、信頼が厚く、アフターケアも充実しているので、実際に設置したユーザーからの評価は高いようです。
産業用に限定して展開しているノーリツの太陽光発電システム。太陽エネルギーを活用した製品としては、ほかにも太陽根を利用した給湯機器や温水暖房機器などを家庭用に取り扱っています。
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