太陽光発電を自宅に取り入れる場合、太陽光パネルの取り付け工事自体は、早くて1日、長くても3日程度で終わります。
それでは太陽光パネルの工事期間についてもう少し詳しく説明していきます。
ご自宅の新築に際して太陽光発電を導入しようという場合は、通常、太陽光パネルの設置は建築工事と並行して行います。
太陽光パネルの設置工事にはたいした時間はかかりませんので、「太陽光発電を導入したことによって新築工事が大幅に遅くなる」といった心配はないでしょう。
新築時なら、設置期間をほとんど意識せずに太陽光発電を導入できるということですね。
さらに、新築工事用の足場をそのまま利用できる、ケーブルなどを家の内部に組み込むことができるなどのメリットがあります。
既存の建物に設置する場合、足場の組み立てが必要になります。大掛かりな足場が必要なときは足場の組み立てや解体だけで1週間ほどかかることもあります。
また、荒天などによって予定していた日程で工事ができないと、工期が延びる可能性もあるので注意しましょう。
太陽光パネルの設置工事は1日、長くても1週間程度ですが、事前の調査や手続きには時間がかかりますので注意が必要です。
では、太陽光パネル設置にあたって、工事以外に必要な期間を整理してみましょう。
太陽光発電の設置業者に見積りを依頼すると数日で見積りを出してくれます。複数業者を比べたほうがよいですし、詳細を調査し、条件を確認した上で見積りを出し直してもらう可能性もあります。
見積りにかかる期間は念のため2週間以上でみておくとよいでしょう。
見積りなどを比較して、設置業者を決定したら、細かな条件を詰めてから契約に至ります。設置業者に、経済産業省・資源エネルギー庁への申請書を作成してもらいましょう。
申請書作成に1週間ほどかかります。
設置業者にもよりますが、通常、事前調査には半日程度かかります。
設置業者が代行してくれることがほとんどですが、それでも補助金の申請には時間がかかります。太陽光パネルの設置工事は補助金の申請がとおってからでないとできませんから(設置後に申請を受け付ける補助金もあります)、工事をしたい時期があらかじめ決まっている場合には、注意しましょう。
申請する自治体によりますが、2週間〜1ヶ月程度かかると思っておいたほうがよいでしょう。
工事がすべて終了しても、電力会社にすぐに電気を買い取ってもらえるわけではありません。電力会社と「電力受給契約」を結びます。電力会社によって違いますが、早くて1週間、混み合っていると1ヶ月以上かかるようです。
では、太陽発電設備の設置にあたってどのような工事が行われるのか、1つずつみていきましょう。
太陽光パネルは屋根に取り付けますから、足場の組み立てが必要となります。設置環境や屋根の形状によって、半日程度〜数日かかることがあります。
太陽光パネルのレイアウトに合わせて線を引き、屋根に専用の金具をとりつけて、防水コーキングします。
太陽光パネルをのせる架台を設置します。
太陽光パネルを取り付けて、配線をします。
モニター、パワーコンディショナー、電力量計の取り付けなどの電気工事をします。工期は短ければよいというものでもありません。設置方法の違いや、依頼する業者によっても違います。工期の短さだけでなく、丁寧にきちんとした工事をしてくれる業者を選びたいですね。
設置業者の選定、補助金の申請や事前調査、設置工事期間、電力会社との受給契約後の売電開始まで合わせると、実際には数ヶ月ほど必要になるということがわかりました。
売電価格の変更などで急いで設置をしたい場合などには注意したいところです。 事前調査や工事は時間がかかっても、きちんと行ったほうが安心ですので、余裕をもって準備をはじめましょう。
太陽光パネル設置の期間についてご紹介しましたが、一般的な工期と同じ程度か、それよりも短い期間での工事を望むのであれば技術や実績のある所に頼むとよいでしょう。
工事実績が多い業者であれば、足場の設置といった各工程のスケジュールも押さえやすいはずです。
また、太陽光発電は設置後に稼働するものです。設置した後のトラブルで太陽光発電が滞ることがないよう、アフターサービスのしっかりした業者を選ぶようにしてください。
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